わが国の今後の喫煙対策と受動喫煙対策の方向性とその推進に関する研究

1)喫煙室+排気装置:札幌ドーム

喫煙出来る場所は全て喫煙室+排気装置。2本のダクトを通して屋外へ排気。ドアが閉まっている限り全く漏れない。ドアには空気を取り入れるための空間(ガラリ)も確保。

喫煙室の内部の環境タバコ煙の濃度は高いが、喫煙室の外へはほとんど漏れがない。日本一良好な空気環境のドーム球場。

(縦軸は喫煙室の基準の10倍で統一)

   

2)全館禁煙+屋外喫煙コーナー

  福岡ヤフージャパンドーム

ホークスの守備になると福岡のファンは喫煙のために屋外へ。その煙の一部が喫煙コーナーに近い通路に逆流。しかし、出入口から30m離れると受動喫煙はない。良好な空気のドーム球場の一つ。

   

3)喫煙コーナー+排気強化:ナゴヤドーム

白線の内側が喫煙コーナー。それぞれ大型(羽根径30〜35cmの換気扇)が3台ずつ。

06年に喫煙室化→球場ランキング参照

 

排気は強化されているため、粉じん濃度は喫煙コーナーの内部は他のドームよりも良好だが、肝心の壁がないため禁煙区域への煙の拡散を防止することは出来ていない。受動喫煙あり。

(06年に喫煙室化された)

   

4)喫煙コーナーのみ(排気なし):ほとんどの球場の対策

床が青い部分が喫煙コーナー。空気清浄機は役には立ちません。

排気装置がないため、非常に高い濃度の煙が通路に充満。

(この測定結果は、上の写真とは関係ありません)

 
詳細な報告書(dome-4patterns.pdf)ダウンロード(844KB)

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